
トランプ ドボンのルール

トランプゲームであるドボンは、アメリカンページワンや、UNO、麻雀に似た運と戦略の両方の要素を兼ね備えた、スピーディでスリリングなゲームです。
このサイトでは、ドボンの遊び方について解説します。



1.プレイ人数
2名以上で遊ぶことができますが、4名〜8名以内が理想的です。
2.ゲームの勝敗
ドボンにはふた通りのゲームの勝ち方があります。
1つは、配られたカードをできるだけ、他のプレーヤーよりも、できるだけ早く手元から無くすこと。
もう1つは、ドボンを宣言することです。ドボンの宣言方法に関しては、この後説明します。
1ゲームは規定のラウンド数(3〜7ラウンド)を消化し、最終的に持ち点が一番多いプレーヤーが勝ちとなります。ラウンド数は、プレーヤーの好みによって決めることができます。
3.ゲームのスタート
カードをよく切って、各プレーヤーに、4枚から6枚(任意)を配ってゲームをスタートします。配る枚数が、少ない方が1回のラウンドの決着が早くなります。配るカードの枚数は、ゲーム開始前にプレーヤーの間で決めておきます。
カードが配られたら、初回はじゃんけんで順序を決め、1番のプレーヤーから時計周りにゲームを開始します。初回以降は、前のラウンドであがったプレーヤーからスタートします。
4.進め方
初回は、山からカードを一枚めくり、場に出しゲームをスタートします。
各プレーヤーは、場に出ているカードの種類と同じか、同じ数のカードを場に捨てていきます。出すカードが無い場合は、特殊カードを出すか、山から1枚カードを引き、手札にします。
5.特殊カード
下記のカードは特殊カードと呼ばれ、特別な意味を持ちます。
8:場にあるカードに関わらず、出すことが可能。出したプレーヤーは、
場のカードの種類を決めることができる。
A:エース:隣のプレーヤーをスキップする。
J:ジャック:進行方向を反転させる
2:次のプレーヤーはカードを2枚山から引くか、続けて2を出す。その他のカードを出すことはできない。2が連続でプレーヤーから出てきた際は、2を出すことができなかったプレーヤーは下記の枚数を山から引きます。
1枚目:2枚引く
2枚目:4枚引く
3枚目:8枚引く
4枚目:16枚引く
6.あがり方
ゲームに勝つには二つの方法があります。
1)自分の手札を他のプレーヤーよりも先に無くす。
プレーヤーは残り1枚となった時点で、「ラストワン」と宣言します。宣言を忘れた場合、次のプレーヤーがカードを場に出すか、山からカードを引いた時点で、ペナルティとして山からカードを1枚引きます。
2)ドボンを宣言する。
場にでているカードの数字と、自分の手札の数字の合計が同じ場合に、ドボンの宣言ができます。
例えば、右の絵の様な場合です。
場にでているカードの数字が8で、自分の手札の合計が7+1=8なので、ドボンを宣言して、あがることができます。
7.点数計算方法
(1)手札を全てなくしてのあがりの場合
あがったプレーヤー以外の全てのプレーヤーが下記の点数をあがったプレーヤーに支払います。
持っていたカードの数字の合計 x 2と8のカードの枚数
(2)ドボンあがりの場合
ドボンされたプレーヤーが、ドボンを宣言したプレーヤーに下記の点数を支払います。
ドボンしたプレーヤーのカードの数字の合計 + ドボンされたプレーヤーのカードの合計 x 2 x (お互いのプレーヤーの2と8の枚数の合計)
最終ラウンドが終わった時点で一番得点の多かったプレーヤーが優勝です。
8. ローカルルール
ドボンには、さまざまなローカルルールがありますが、代表的なものを下記に記します。
A. ドボン返し
ドボン返しは、ドボンされたプレーヤーの手元のカードの合計が、ドボンされたカードの数と同じだった場合に宣言できます。
点数の計算は、下記の通りです。
(最初にドボンされたカードの数字+ドボンしたカードの数字の合計+ドボンを返したカードの数字の合計)x 2 x (これらのカードの中にあった2と8の枚数の合計)
B. バカドボン
バカドボンを採用するルールの場合、Kingを出すことにより、次のプレーヤーはその時点の手札を他のプレーヤーに見せることになります。
この手札オープン状態で、ドボンをされてしまうことをバカドボンと呼び、ドボン時の点数を2倍(もしくはそれ以上)にするルールです。
さらに、バカドボンに対し、ドボン返しをすることをバカドボン返しとよびます。点数計算は上記のドボン返しの得点をさらに2倍にします。

